深夜2時の深海にスマートフォンのムーンリバー
小学生の頃からずっと一緒だった飼い猫が
亡くなってから49日が経ちました。
今週は繁忙期で帰るのはいつも終電ギリギリ。
精神的には大丈夫だけどとにかくクタクタで
やっと眠れたと思ったら一瞬のまばたきで朝になっている日々。
深夜に何かがベッドに潜り込んでくる気配を感じて布団の中を覗いたら、死んだはずの猫がこちらを見つめていて嬉しくてよしよし、と撫でる夢を見ました。
ホラーは大嫌いで、けれども幽霊の存在を信じていないのですが、この時ばかりはいるのかもしれないなと思いました。
もしもそうだとしたらまだ傍にいるのか、それとも49日目の別れに一目姿を見せてくれたのかもしれません。
昔、父が亡くなった時も49日目あたりに父の夢を見ました。
白い駅のような、エスカレーターのある空間で「それじゃあ」と切符を取り出す父の財布の中には、もう1枚切符があるのが見えました。
朝その話を母にすると、わぁっと泣きながら「一緒にいくか?」と切符を差し出された夢を見た話をしてくれました。「まだ行けない」と断ると、目が覚めたそうです。
そしてその一週間後に当時飼っていた白い猫が、それまでずっと元気だったにも関わらず急に死んでしまったのを見て「連れて行ってしまったのだな」と幼心に思ったのを覚えています。